MéxicoのXがスペイン語のJの発音をする驚きの理由
スペイン語を習っていく過程でMéxicoの時だけ言葉の中の文字Xが「ヒ」と発音されることを疑問に思ったことはありませんか?通常léxico, sexo, tóxicoのように、Xが言葉の中にあるときは基本的に「クス」と発音されます。Méxicoだけ特別なのを説明するために中世スペイン語が話されていた時にさかのぼりたいと思います。中世スペイン語が話されていた時代(10-15世紀初頭ごろ)には、MéxicoのようにXがスペイン語のJのように当然に発音されていました、例えばdixo, mexilla, Quixoteなどなど、なぜなら、当時のXはJと同じようにハ行の子音として発音されていたからです。ただし、1713年にレアル・アカデミア・エスパニョーラというスペイン語の辞書やルールを作る組織がXをJとしてあらわすことに決たので、メキシコの独立(1821)の前はMéjicoのようにメキシコでもJでつづられていました。しかし、メキシコは独立を経て昔ながらのつづりのXに戻し発音はそのまま受け継がれたということです。このように、元の発音を残しながらほかの南アメリカの国々ではXが使われており、スペインではJが使われることもあります。
以下の言葉はスペイン語の言葉のJをXに戻して1713年のつづり変換の前の言葉にしたら実は英語と似てた!と思ったものをまとめてみました!(もちろん紹介する言葉はすべてラテン語から来ている言葉なのでラテン語も載せました。)
ラテン語 スペイン語 英語
executare ejecutar (執行する) to execute
exercere ejercicio (運動) exercise
eximere ejemplo (例) example
fixare fijar (直す) to fix
上の表のスペイン語のJをXにすると英語とラテンにかなり似ているのがよくわかりますね!このように、言葉の語源や昔のスペイン語から今のスペイン語を覚えるのも悪くないと思います。
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