仮定法(現在・過去・大過去)

9月 8, 2019

今回、仮定法についてやっていきますが、仮定法現在、仮定法過去、そして仮定法大過去に分けて説明していきます。

仮定法現在

仮定法現在に入る前に、まず仮定法現在はほとんど使われることがなく、自然に見かけることもほとんどないです。仮定法自体一般的に使われることが少なくなっていますが、特に仮定法現在が使われるのは稀です。

仮定法現在の形はいたって簡単で、動詞の原形と同じ形になります。(e.g. be, work, do etc…)  

仮定法現在の使い方

仮定法現在は希望・要求・推薦・提案を表すときや”it is ___ that….”の後につくときの従属節につかわれます。なので、仮定法現在が使われる場合はthatのような接続詞が(省略されていなければ)必ずあります。

  1. I demand that he (should) work harder than ever.

私は彼にもっと一生懸命働くように要求した

  1. It is not necessary that he (should) do all the work for everyone.

 (=that he do all the work for everyone is not necessary.)

彼がすべての仕事をみんなのためにする必要はない

  1. I ask that she (should) go home early today.

彼女は今日は早めに帰るのを要求する

日本語の訳を見てもかなり固い言い方ということが分かりますが、英語でもそれと同じです。従属節の動詞が原型になる理由として、動詞の前に助詞の”should”「~すべき」が省略されているということがあります。助動詞の後の動詞は原形の形にならなければいけないのでshouldだけ省略されてしまって、原形の動詞として残ったということです。

希望・要求・推薦・提案を表す主な動詞

動詞

 

意味

demand

that + 仮定法現在

要求する

insist

主張する

ask

頼む

recommend

勧める

proposed

提案する

order

頼む

上のように仮定法現在を使って表すこともできますが、下のようにtoやforを使って表すのが一般的です。

  1. I demand you to work harder than ever.
  2. Is it necessary for him to do all the work for everyone?
  3. I ask her to go home early today.

仮定法過去

仮定法過去の作り方はbe動詞の場合はwere, *wasにして、ほかの動詞は過去形にして使われます。(*wasを使うのも口語的には可)

仮定法過去の使い方は現在起きていることに反したことを述べるのに使う文法表現です。仮定を表すif, wish, as ifなどのような言葉を使って表されます。なので、仮定上の話のため「もし~だったら」という風に訳されます。

If:if の後には would「するだろう」が続く場合がよくあります

If I won a lottery, I would have a lot of money.

もし宝くじが当たったらたくさんのお金を持っているだろう

If I were a bird, I would fly all day.

もしも鳥だったら一日中飛び回るだろう

wish:「~だったらいいのに」

I wish I were rich.

お金持ちだったらいいのになぁ~

As if/ as though:「~のように」

He eats every meal as if it were the last meal he eats.

彼はいつも最後に食べるご飯のように食べる

withを使った仮定法の表し方

With 1 million dollars, my life would be much easier.

100万ドルで僕の人生はすごく簡単になるだろう

 

仮定法大過去

仮定法大過去は過去起きた事に反することを述べるときに使う文法です。

仮定法大過去の作り方はhad + PP の形が基本になり「~していたら」という訳になります。

Ifの場合:「もし~していたら」(+ would, would have + PP) 「~だっただろう」

If I had been born in Hungary, I would speak Hungarian now.

もしハンガリーで生まれてたら、ハンガリー語を話していただろう

If I had gone to the building, I would have died there.

もしあの建物に入っていたらそこで死んでいただろう

withを使った仮定法の表し方

With that money, I would have been rich.

そのお金があればお金持ちだったのに

 

ifの省略

ifの文章は下のように並び替えてifを省略することができます。

If I had been born in Hungary… >>> Had I been born in Hungary…

Ifの省略:If I were a bird >>> Were I a bird

仮定法の表現をまとめてみました。もし質問等あれば気軽にコメントをください。さらに、説明して欲しいトピックなどあればリクエストも気軽にしてください。