なぜproblemaとidiomaは、-aで終わるのに男性名詞なのか?

1月 3, 2017スペイン語豆知識

 

スペイン語で-aで終わるのに男性名詞な名詞があることを疑問に思ったことはありませんか?普通なら-aで終わる名詞は女性名詞なので、本当にややこしいですよね。例としてこのような言葉が男性名詞です。

el problema

el idioma

el sistema

etc

この理由の秘密は、ラテン語に隠れていました。例としてあげた3つの言葉はラテン語の主格で problema, idioma, systema となります。しかも、面白いことに3つとも全部ラテン語で中性でした。中性とは男性と女性名詞の次の種類の名詞で、スペイン語やフランス語にはありませんが、ラテン語やルーマニア語、ロシア語などには中性名詞があります。 -aで終わる名詞も含め、ほとんどすべてラテン語での中性名詞は男性名詞にスペイン語をはじめ、ほかの中性名詞のないロマンス諸語でも中性の名詞は男性名詞になったため、これらの-aで終わる男性名詞ができたということです。

ロマンス諸語で、中性名詞を持っていない言葉は、みんなこのように男性名詞に代わっています。(*ルーマニア語は中性名詞がまだあるので、中性のままです。)

ラテン語consilium (n)
ルーマニア語consiliu (n)
スペイン語consejo (m)
ポルトガル語conselho (m)
イタリア語consiglio (m)
カタルーニャ語consell (m)
フランス語conseil (m)

余談になりますが、ラテン語の同じ言葉の単数形と複数形から派生したスペイン語の名詞の性の違いがみられます。男性名詞のanimalという言葉はラテン語の中性名詞animalから来ました。さらに、スペイン語で女性名詞のalimaña (害虫)はラテン語で男性名詞複数形のanimāliaから来ました。なので、同じ言葉から派生していても、この二つの言葉の性は違うということが分かり、とても面白いと思います。

ラテン語スペイン語
animal el animal
animālia la alimaña
Animal (中性)単数複数
主格animalanimālia
属格animālisanimālium
与格animālīanimālibus
対格animalanimālia
奪格animālīanimālibus
呼格animalanimālia

1月 3, 2017スペイン語豆知識

Posted by José