スペイン語の-menteで終わる副詞の秘密
このポストでは、副詞の中に隠れている形容詞の秘密について話していきたいと思います。
みなさん既にご存知かもしれませんが、大体のスペイン語の形容詞は-menteを加えることによって副詞になります。
私が初めてこれを知ったとき、なぜ女性形の形容詞が常に使われているのか不思議に思いました、なぜ*perfectomenteではないのかと。これについて調べたところ、理由はラテン語に隠れていることがわかりました。
mēns (mind) | 単数 | 複数 |
主格 | mēns | mentēs |
属格 | mentis | mentum |
与格 | mentī | mentibus |
対格 | mentem | mentēs |
奪格 | mente | mentibus |
呼格 | mēns | mentēs |
menteという言葉はラテン語でmens(心、精神)の奪格形で、この言葉自体が女性名詞のために女性形の形容詞が用いられたというわけです。奪格とはラテン語に6つある格の中の一つで、「-によって」や「-で」という意味を表す格で、この格のmenteが人の精神状態を表すために形容詞と併用して使われていましたが、ラテン語から派生した言語ではmenteは副詞にするための接尾辞として使われるようになりました。しかし、menteが女性名詞のため、形容詞も女性形で使われなければならないということです。
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