接続法現在
「仮定法」と呼ばれるのが日本では一般的だと思いますが、今回は接続法現在として説明していきます。接続法過去は有名だと思いますが、接続法現在を知っていますか?この用法が使われるのはまれなことですが、知っておくと面白い用法なので紹介していきます。
形としては、接続法現在は動詞の原型とどんな主語が来ても全く同じになります。(be, eat, stand, say)文法的に間違っていないのですが、これを文章にすると少し変に見えます。
I suggest that he drink a lot of water.
普通の直説法であればhe drinksになるので、he drinkの形で見るのは少し変な感じかと思われます。
この接続法現在が使われるのは命令、主張、要求、提案があらわせられる時です。
I demand that you not be late tomorrow. 明日君が遅れないということを要求する。
He insists that I be more responsible. 彼は私がもっと責任感を持つようにと主張する。
We suggest that you sleep a lot. 私たちは君がもっと寝るべきだと提案する。
しかし、実際にこのように話すとかなり固く聞こえ、日常会話で使われるような英語ではありません。あまりこの接続法現在が使われないのはそのためで、代わりに下のように言われることがほとんどです。
I demand you not to be late tomorrow.
He insists on me being more responsible.
上のように、現在分詞やto不定詞を使って表すほうが固くなく聞こえます。
英語の場合は、スペイン語やフランス語などと違ってただ単に原型の形の動詞を使うのでいちいち新しい動詞の形を覚えることが必要なく、ラテン語から派生した言葉に比べたらそんなに苦労はしないかと思います。
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